日本の公立小学校とインター校との違い〜学校生活〜
きおつけ!小さく前習え!休め!一同礼!
日本の小学校の始業式で聞こえた懐かしいセリフ。
人の話が終わるたびに一礼する懐かしい光景。
インターに通い始めてまだ半年ですが、一時帰国で通っている日本の学校に既に懐かしさを感じます。
エプソムに入学した2018年9月。
授業スタートの前日に制服購入や諸手続きのため学校にいると、突然入学のセレモニーが始まるとのアナウンス。
えっ、そんなの聞いてないんですけど…⁇
とりあえず講堂に行くと、校長先生の話が始まりなんとなくセレモニーっぽい感じの会が催されました。
セレモニーの事前案内もないなんて信じられないと思った初日。あれから半年強、面白いなあと感じた日本との学校生活の違いについて書いてみようと思います。
まず学校の授業スタイル。
英語がほぼゼロで入った息子、毎日8時15分〜16時まで7時間の授業、さぞかし辛いだろと思っていた初日に、楽しかったよーー♪といいながら帰宅してくれほっとしたの鮮明に覚えています。
その後学校に行って気づいたのですが、まず机が前を向いてないんです。日本だと給食時に班ごとに机をつけますが、基本形がそのスタイル。常にグループワークみたいな状態で、ボードをみて板書をするような勉強スタイルではないんです。なので長時間の授業でも、飽きる、つまらない、眠くなるみたいな事はないんですね。
算数は今シンガポールマスを採用しています。たくさん問題を解いて反復練習で覚えるというのが日本スタイルなら、より幅広い概念を学ぶことで算数の考え方をより直感的に生徒に理解させようというのがシンガポールマスで、数字や数式より先に、模型を作ったりハサミで色々な形を切ったりと感覚的に理解させるやり方です。そのため短期的かもしれませんが、計算力はこちらに来て明らかに落ちたし、割り算のやり方を忘れ気味の息子に母ちょっと焦っております。(苦笑)
宿題は先生次第で、毎日あるクラス、ないクラスがあります。算数の宿題はほぼ文章題のため、最初は問題の意味が分からず親子で辞書を引きながら必死でやっていました。他には、ニュートンについて調べてまとめる、未来の空飛ぶホテルを宣伝するパンフレットを作るなど、自分で考えたり、調べてまとめるみたいなものが多いです。日本でいうと夏休みの自由研究的なイメージが近いです。
日本では、計算ドリル、漢字ドリル、音読の3セットがほぼ毎日宿題で出ていたし、授業でも板書をするので、手を動かして書く、反復を繰り返すような勉強がとても多かったなぁと感じます。
下記の写真は、読書の時間の図書館でのひとコマ。
皆それぞれ自由なスタイルで読書を楽しんでいます。日本じゃなかなか見れない光景ですよね。