マレーシア親子留学奮闘記

24年間務めた会社を退職しアラフィフで憧れの海外生活をスタートさせた母親と、そんな母に連れられてイギリス系インターナショナルスクールに通い始めた息子との、涙と笑いのマレーシア生活

新年度スタート

8月末から学校の新年度がスタートしました。イギリス系の学校なので、この時期に学年も進級します。

 

エプソムでは新学長が就任し、学校の授業やサービスにもいくつか変化がありました。

 

まずは、無料送迎バス。これまでサイバージャヤ地区のみ先行して出ておりましたが、モントキアラやバンサー、ニライなどの地域からもバスが出るようになりました。KL近くで日本人が多く住むモントキアラからの無理送迎バスは入学を検討している方には嬉しい限りだと思います。ただ片道1時間以上(渋滞の場合それ以上?)のバス通学は、子供への負担も大きいはずなので、あまり小さい子の場合は慎重に検討した方がいいと思われます。しかし、スクールバス代が高いマレーシアで無料送迎はかなりありがたいサービスなのは間違いありません。

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これまで男女3棟づつだった学生寮が、女子寮が1つ減り、男子寮が1つ増えました。これはボーディングをする中学生に該当する男子学生の増加に伴う対応です。最近は小学生高学年から単身留学し、入学と同時にボーディング生活を始める子供達もいます。小学生で親と離れて異国の地で寮生活を始めるなんて、なんとも頼もしいというか、決断した親も1人で飛び込める子供も本当に凄いなぁとつくづく感心してしまいます。

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ここからは小学生に限った話になりますが、中国語(マンダリン)が必須となり、全生徒が毎日1コマのマンダリンの授業を受けることになりました。これに伴い、フランス語やスペイン語は選択制となり、希望者は夕方の課外授業の中で学習するスタイルに変更されました。この変更は中国系の方を中心に反発もあり、学校と議論が繰り返されてきましたが、ヨーロッパ言語を学ぶ機会を減らさないという事で今の形に落ち着きました。

 

問題解決型学習(Project Based Learning)という科目が時間割に登場。何かテーマを与えて、それを調べて、まとめて、発表するみたいな、一つ科目には収まりきらない、でも複数の科目に共通するような、力を身につけていく授業だそうです。

昨年EAL(英語のサポートクラス)で、7週間で理想のテーマパークを作るというプロジェクトに取り組みましたが、リサーチ、設計、製作、レポート作成と2〜3人のチームで取組み、最後に校長先生に自分達のテーマパークがいかに素晴らしいかをプレゼンしました。子供にとっては遊び感覚で取り組みながら、英語はもちろん、リサーチ、クラフト、ライティング、プレゼン、コミュニケーションと複数の事を同時に学んだようです。まさにこんな授業が週に数回組み込まれるようになりました。

 

小学高学年の希望者は、平日夕方、中学生以上のスポーツCCA(co-curricular activities)に参加できるようになりました。昨年度後半からスタートしましたが、今期は通年で選択可能になったようです。サッカー、バトミントン、ゴルフ、バスケットボール、ラグビー、テニス、スカッシュ、ネットボール、ホッケー、アスレチックがあり、曜日毎に希望種目に参加できます。ただCCAを取ると、終了が5時30分になるため、帰宅はちょっと遅くなります。

 

他にも先生の入れ替わりも結構あり、色々変化はありそうですが、とりあえず新しい1年のスタートです!