マレーシア親子留学奮闘記

24年間務めた会社を退職しアラフィフで憧れの海外生活をスタートさせた母親と、そんな母に連れられてイギリス系インターナショナルスクールに通い始めた息子との、涙と笑いのマレーシア生活

マレーシア留学後の進路選択

現在小学生5年生でイギリス系インター校に母子留学していますが、こちらでそのまま中学、高校と進んだ場合のその後の進路について、どんな選択肢があるのか?そもそもイギリスの教育についてIGCSE とかAレベルとかいう言葉はよく聞くけど、いったいどんな仕組みなのかなど、関心はあるものの理解が中途半端なまままだまだ先の事だし…と思っていたそんな折、

息子の通う学校で「Unpacking the University Application Process (大学入試への道のりを紐解くための説明会)」が開催されました。

 

スピーカーは進路指導の先生で、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアの大学願書の出し方とプロセス、それぞれの特徴や重要視されるポイント、その準備のために学校がしている事などついて説明して下さいました。講演の中で、繰り返し学校と親との連携がとても大事と強調されていたのが非常に印象に残っています。

親にとって非常に関心の高いテーマだったため、質疑応答が非常に活発で、当初1時間の予定が休憩を挟んで3時間に延長されるほどの盛りあがりでした。

 

 

海外の大学に進学を希望する場合、日本の大学のようにテストだけで合否が決まるものではなく、

・IGCSEのグレード(皆が受ける統一テストの結果)

・Aレベル予想成績(これから受けるテストの結果予想)

・学校から提出される推薦状

が審査の対象になり、他に、personal statement を提出したり、大学によってはインタビューが実施されるそうです。

学業成績重視と言われるイギリスの大学でも、学業成績が80%、学業プラスαでどんな事に取り組んで来たのかが20%のウエイトを占めるため、生徒が何をしてきたか、例えばボランティアや生徒会長などのアピールが大事。アメリカの大学になればさらにプラスα部分のウエイトは強まるため、先生と早くから連携してその準備を進める事はとてもメリットがあるというのです。

 

この説明会は、贅沢にも日本人向けの企画だったため、日本語通訳付、資料も日本語訳付と非常にありがたい会でした。また進路指導の先生がとても情熱的で一生懸命だったのも非常に好印象でした。

一方で、Aレベルに進む過程で、一定グレードの学業成績は必要不可欠であり、英語を母国語としない日本人には非常に厳しい現実が待っている事も痛感しました。

エプソムでは今年初めて日本人が大学進学の過程を経験したそうです。現在親子留学やボーディングで単身留学されている日本人の生徒は年々増えていますので、皆さんが今後どんな道を進んでいくのか楽しみです。

 

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